『科学革命の構造』 トマス・クーン

何もしていないのに、
何かをしたつもりになっていることは愚かと言われるが、

何もしてない誰かを、
何かをした気分にさせ、
そこに対価が発生すれば、
それは何かをしたことになるらしい。

自分が何かを成したと思いたいがために、
彼が何かを成したと、彼に思い込ませることがないようにしよう。

パラダイム」とは、一般に認められた科学業績で、一時期の間、専門家に対して問い方や考え方のモデルを与えるもの、と私はしている。

科学革命の構造

科学革命の構造

[目次]

  1. 序論:歴史にとっての役割
  2. 通常科学への道
  3. 通常科学の性格
  4. パズル解きとしての通常科学
  5. パラダイムの優先
  6. 変則性と科学的発見の出現
  7. 危機と科学理論の出現
  8. 危機への反応
  9. 科学革命の本質と必然性
  10. 世界観の変革としての革命
  11. 革命が目立たないこと
  12. 革命の決着
  13. 革命をめざしての進歩