『科学革命の構造』 トマス・クーン
何もしていないのに、
何かをしたつもりになっていることは愚かと言われるが、
何もしてない誰かを、
何かをした気分にさせ、
そこに対価が発生すれば、
それは何かをしたことになるらしい。
自分が何かを成したと思いたいがために、
彼が何かを成したと、彼に思い込ませることがないようにしよう。
「パラダイム」とは、一般に認められた科学業績で、一時期の間、専門家に対して問い方や考え方のモデルを与えるもの、と私はしている。
- 作者: トーマス・クーン,中山茂
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1971/03/06
- メディア: 単行本
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[目次]
- 序論:歴史にとっての役割
- 通常科学への道
- 通常科学の性格
- パズル解きとしての通常科学
- パラダイムの優先
- 変則性と科学的発見の出現
- 危機と科学理論の出現
- 危機への反応
- 科学革命の本質と必然性
- 世界観の変革としての革命
- 革命が目立たないこと
- 革命の決着
- 革命をめざしての進歩