『論理の方法』 小室 直樹
複雑化することを厭わずに思考を深める姿勢が軽視されていないだろうか。
どこまでも「自分で」考え掘り下げるという覚悟があって初めて
時間の制約の中で結論を出したり、一度立ち止まって思考を整理するための
単純化やカテゴライズが役に立つ。
そこが終わりでも始まりでもないのだ。
単純な思考に始まって単純な思考に終わるだけのおもちゃならいらないと思う。
整理の方法ではなく、
現実を鋭く見通すための、あるいは現実に立ち向かうための仮説としての、
モデルを学ぼう。
論理を自由自在に使いこなすにはどうしたらよいか。その秘訣はモデルを自分自身で作ってみることです。モデルは論理の結晶だからです。
- 作者: 小室直樹
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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[目次]
序章. 社会には法則がある―ソヴィエト帝国は何故崩壊したのか